ユーモアのセンスを速攻で上げるテクニック

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ユーモアのセンスを速攻で上げるテクニック

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こんにちは、熊月カナタです。

今回はユーモアのセンスをミリ秒で上げるテクニックをご紹介していきます。

「もっとギャグセンスを身に付けたいなー」、「もっと皆を笑わせられる面白い人になりたいなぁ……」とお悩みの方、お考えの方は是非見てみてください。

それではやっていきましょ~

ユーモアを爆速で上げる方法

ユーモアは大事

人生の幸福度を上げたり、人間関係をよくするためにもユーモアは大事だったりします。

最近ご紹介した研究でも「人間の人生における幸福度は遊び心で決まるよ!」という結論が出ていましたし、人付き合いでもユーモアの力があるとうまくいく傾向にあります。

異性に求められる要素でもユーモアセンスは上位に来ていますしね。

そんなわけで、そのユーモアの力って上げることは出来るの?っていう疑問にお答えしていこうかと思います。

死の恐怖でギャグセンスが上がる?

ギャグセンスを上げるにはどうしたらいいの?ということを調べてくれた研究がありました。

ヴァサー大学の研究で、117人の学生を調査したものです。

この117人の学生を以下の二つのグループに分けました。

  • 1.「死」を連想させるサブリミナル刺激を受けるグループ(視聴してもらう動画に33ミリ秒だけ「死」という文字が入っていたりなど)
  • 2.「痛み」を連想させるサブリミナル刺激を受けるグループ(視聴してもらう動画に33ミリ秒だけ「激痛」という文字が入っていたりなど)

このグループの人達に動画を視聴してもらった後、用意したイラストに15分間で面白いキャプションをつけるように指示を出しました。
ネットのスレッドによくある「この写真でボケてみて」と同じようなものですね。

そして実験を行った結果はどうなったのかというと、

「死を連想させるサブリミナル刺激」を受けたグループは「痛みを連想させるサブリミナル刺激」を受けたグループよりも、面白いキャプションをつける傾向があった。

こういう結果になったそうです。
死の刺激を受けたグループはユーモアが上がったということなんですね。

いやー、33ミリ秒でユーモアが上がるなんてすごいと思いました。

なぜ死への恐怖でユーモアが向上するのか?

上記の実験で死の恐怖を一瞬とはいえ感じたグループがユーモアを上げていましたが、そもそもなぜ人は死について恐怖を抱くとユーモアが上がるのでしょうか?

それは人間が死の恐怖を回避しようとしているからです。

人間は意識的、無意識的を問わずに避けがたい死の恐怖を感じており、そのせいで大きな不安を感じています。この不安へ対処するために私達人間は独自の文化や心理的な防衛機能を発達させてきました。
身近な例で言えば「宗教」が大きく当てはまりますね。

その恐怖感情への防衛機能として人間が持っているものの一つが「ユーモア」です。私達人間はジョークを言うのは死の不安を拭い去るためである可能性が高いとされています。
ユーモアは、私達が困難に陥った状況に置いて恐怖や不安への抵抗力を高める機能を持っています。

勿論、ユーモアは恐怖を和らげる為だけに使われるわけではありません。人間関係の改善、発展に使われたりしますし、「もっと楽しみたい!」という前向きな感情でも使われます。
多くの機能の中の一つとして、「恐怖への抵抗」があるわけなんですね。

なので上記の実験のように死への恐怖を与えられたときなどに人間はユーモアを発揮させるようになり、恐怖の感情を宥めてクリエイティブに物事を考えられるようになるのでしょう。

まとめ

というわけで今回はユーモアをミリ秒で上げる方法について解説しました。

ユーモアは人間関係の改善に使えますし、人生の幸福度を上げるのにも役立ちます。日常の中で何か恐怖を感じるような体験をしてユーモアを上げていけば、周りとの人付き合いも良くなるでしょうし、日々の活動に楽しさも見出していくことが出来るようになるでしょう。

手っ取り早く恐怖を感じたいならYouTubeなどでホラー映像やホラー実況などの動画を見るのがオススメです。TikTokやショート動画を見るのは時間の浪費につながりかねないのであまりお勧めはしません……。

それでは今回はここまで、また次回お会いしましょう。

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ユーモア心理学