IQをわずか数分で上げるテクニック

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IQをわずか数分で上げるテクニック

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こんにちは、熊月カナタです。

今回はわずか数分程度でIQが上がる方法を見つけたよというお話です。

皆さん、出来ればIQは上げたいですよね。IQが上がれば頭の回転が速くなって日々の仕事の質と速さを向上させることが出来ますし、勉強する上では記憶力や理解力の向上にもなります。

筆者自身もなるべくIQを下げてしまわないような行動を心掛けているつもりですが、もしIQを上げてくれる方法があるならばやってみたいと思うのが人情ですよね。

そういうわけで今回はそんなIQを上げる方法をご紹介していこうと思います。

セルフアファメーションでIQを上げよ

価値観でIQは上がる

今回ご紹介するのはワシントン大学の研究です。

都市中心部で炊き出しを利用する低所得者150人を対象とした実験です。彼らに対して自己肯定感が貧困の偏見をどのように軽減できるかを検証したようです。
対象となった人々はまず識字レベルも低く、時には書面ではなく口頭で自己肯定感を上げる手順を説明して実験を行ったとのこと。
いやぁ、非常に手がかかっていて実験を行った研究者たちはさぞ大変だったでしょう……

この実験では全体を2つのグループに分けました。

  • 1.セルフアファメーションを行ってもらうグループ
  • 2.特に何もしないグループ

セルフアファメーション」というのは、自己啓発本でありがちな「やれば出来る!必ず出来る」と自分を鼓舞、言い聞かせるような方法ではなく、価値観を思い出させるテクニックです。

具体的なやり方の一例では、

  • 1.自分自身が心から一番大事にしていることを考える(人間関係や趣味など)
  • 2.考えた価値観に基づいて、過去に行った体験を紙に書きだす。

というものがあります。
つまり、価値観を考えさせて「自分は何を大切に思っているのだろう?何をしたときに幸せを感じたのだっただろうか?と、自分を見つめ直してもらうテクニックです。

さて、研究の方に戻りまして、一方のグループにはセルフアファメーションで価値観とその体験を思い出してもらったわけです。
その後、この二つのグループに認知テストを行ってもらい、さらに追加で食糧供給所においての行動を観察しました。その結果わかったことが……

  • ・セルフアファメーションを行ったグループは、IQが10ポイントも上がっていた。
  • ・そして、貧困から抜け出すための情報を積極的に探すべく行動していた。

という変化が起こっていたことが判明したそうなのです。
ちなみにIQが10ポイント変わるというのは、世界の景色がガラリと変わるようなレベルです。
いやはや、これはすごい。

なぜ貧困層を対象にしたの?

この実験では炊き出しを得て生活しているレベルの貧困層を対象としていましたが、これには理由があります。

実は、人間はお金に困っているとIQが低下しやすい傾向にあるんです。
なんでIQが低下している?っていう疑問について、IQが低下する仕組みを解説すると……

  • 1.お金が無いと日々の生活が苦しくなる
  • 2.そのせいで常に脳が考えるリソースをお金の事ばかりに浸かってしまう
  • 3.結果、脳の働きが低下してしまう

こういった流れになっています。
もっと簡単に言ってしまうと、「お金のストレスが頭の回転を悪くする」ということなんです。

なので、一番IQが変わることによって行動が変わる集団を選んだ……ということなのでしょう。

IQを上がるには価値観を意識すること

この実験でわかったことは、

価値観を意識し、思い出すことでIQは向上する。

ということです。
もしお金のことで悩まされている場合でも自分にとって何が大切なのか、どんな活動が幸福にさせてくれるのかを考えると頭の回転は良くなっていくのですね。

また、この実験での研究者のコメントは、

「今回の研究により、セルフアファメーションというシンプルな介入が認知機能を改善し、貧困に苦しむ人々でさえ行動を変えることが出来るとわかった」

とのことでした。貧困層のように明日の生活すら心配な人々でも前向きに行動できるテクニックって改めてすごいなぁと感じました。

まとめ

というわけで今回はIQをわずか数分で上げる方法をご紹介しました。

価値観を考えることは人生の指針を決められたりもしますし、自分の中で一本の芯を持つことにもつながるので、是非価値観リストは一回作ってみることをお勧めします。

それでは今回はここまで、また次回お会いしましょう。