こんにちは、熊月カナタです。
今回は自分を押し殺して生きていくことのデメリットについてお話していきたいと思います。
人間、誰しも本来の自分を偽って日常を送る機会があると思います。嫌いな人、嫌な上司の前で本音を隠し、その場を凌ぎきるために建前の自分を演じて乗り切ったりしますよね。
しかし、そういった行動はその場限りではメリットをもたらしてくれたりもしますが、長期的に見るとデメリットの方が大きいよ~ということがわかっているんです。
というわけでそんな自分を偽る意外なデメリットについて今日は解説していきます。
自分を偽るデメリット
本当の自分を偽ると身体を壊す
過去の研究でわかった事なのですが、自分を偽って生きることにはデメリットがあります。
そのデメリットとは「免疫系にダメージを与えてしまう」ことです。
どういうことなの?と疑問に感じると思うので、詳しく説明していきましょう。
本来は内向的で根が暗い人が、無理をして明るく振る舞ったり、ネアカのように振る舞ったりしていくと身体を壊しやすくなったりすることがわかっています。
他にも素の自分を隠しながら暮らしていると病気にかかりやすくなったという研究結果もあったりするんですよね。
何故こういったことになるのかというと、これは本来の自分を偽って「違うキャラを演じ続ける」ことで自律神経系が常に興奮状態になり、精神のバランスが崩れていくことが原因らしいのです。
自律神経が乱れ、バランスが崩れると———
- ・病気になりやすくなる
- ・気分が落ち込んだ状態になる
- ・頭痛や肩こりがひどくなる
- ・不眠の原因になる
- ・疲労を感じやすくなる
こういったデメリットが現れるようです。
自分を過度に偽り続けると明確に身体の方にダメージが出てくるんですね。
デメリットを打ち消す方法
しかし上記のようなデメリットを知ったとして「そんなことを言われても建前は必要!」、「本来の自分を出して生きていくなんて怖い……」とおっしゃる方は多くいるかと思います。
誰しも素の自分を全面に出して生きていくのは中々大変ですよね。特に仕事や人間関係において自分を偽らずにいるというのは結構な難題。
そこで、自分と違うキャラを演じていても体調を崩さないためのテクニックをご紹介いたします。
結論、『演じ疲れ』を防ぐためには「素の自分を出せ!」ということになります。
「素の自分を出せないから困ってんのに何言ってんの?」となるかと思いますが、何もキャラを演じることをヤメロとは言っていません。
キャラを演じ続けていくなかで、本来の自分に戻る時間を作っていこう!自分と矛盾しないキャラを演じよう!ということなのです。
具体的には———
〇本来の自分を出せる場所を用意する
本来の自分は内向的だが、仕事などの場合においては敢えて外向的に振る舞っている……なんて人は自分一人になれる場所や時間を意図的に作り、自分の内側に眼を向けられる機会を作るという方法があります。逆に外向的な人は沢山の人と盛り上がれるイベントに参加するなどが有効的です。
〇本来の自分と似通ったキャラを演じる
「面白いことが好き!」という人であれば「開放性が高く、色々なことに好奇心を持つ人」というキャラを演じたり、「優しいと思われたいなぁ」と考えている人なら「他人に思いやりを持ち、人助けを積極的にする人」を演じることをおススメします。
これらは自分自身に根差した価値観から作ったキャラであり、本来の自分とは違っていたとしても根本の価値や考え方が似ているので『演じ疲れ』と防ぐことに繋がります。
以上の二つが主な対策となっていきます。
結局のところ、偽りの自分を演じることが原因になってくるので、本当の自分を出すことが解決策になってくるんですよね。
まとめ
というわけで今回は自分を偽ることによって損をするよってことを解説していきました。
人間、何かを演じ続けていくと本来の自分がどうだったかを忘れてしまったり、矛盾を抱えて生きることによって知らず知らずのうちに体へダメージを与えてしまうんですよね。
なので『本来の自分』と『演じている自分』を明確に区別してあげるか、『価値観を同期させた自分』を作ることでこの矛盾を無くし、自分自身に無理をさせないのが重要なのです。
それでは今回はここまで、また次回お会いしましょう。