【食材の科学】ココアの健康効果のすごい所3選

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【食材の科学】ココアの健康効果のすごい所3選

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こんにちは、熊月カナタです。

今回はココアの健康効果について話していきたいと思います。

多くの人が飲むココアという飲み物ですが、色々とすごい効果があるのが近年分かってきたので、それをお伝えしていこうかと思います。

ココアは何から作られる?

さて、ココアの素晴らしい効果についてお伝えする前にココアはどうやって出来るのかについて話していきましょうか。

ココアの原材料ってなに?

ココアの原材料は「カカオ豆」です。

カカオは主に中央アメリカや南アメリカの熱帯地域を原産とし、現在では原産地の中央アメリカ、南アメリカや西アフリカ、東南アジアなどで栽培されております。

出典:Wikipedia

ちなみに、この熱帯地域で育つカカオは日本でも育てられているんですよ。
主な産地は沖縄や小笠原諸島でして、有名な所で言えば平塚製菓が小笠原諸島にハウスを建設し、ハウス栽培でカカオを育てていたりします。

このカカオの木から収穫されたカカオ豆を加工し、カカオマスと呼ばれる油分を取り除くことで私達のよく知るココアパウダーが出来上がるのです。そして、カカオマスを取り除かずに加工したものがチョコレートになります。

※ココアとチョコレートを区別する厳格な基準は存在せず、私達が購入するカカオ製品の観点からお話しております。

ココアにも種類がある

ココアにはざっくりと二種類があります。

一つは私達がよくスーパーなどで目にするものです。袋に入れられて販売しており、小さい子供は特に好んで飲んでいるのではないでしょうか?

こちらに関しては「調整ココア」と言い、ココアパウダーの他に砂糖や粉乳を加えて舌ざわりや味などを調整して美味しく頂けるようになっています。

調整ココアの他にもう一つ種類があり、こちらは「ピュアココア」、「純粋ココア」などと言われます。
こちらのココアは砂糖や粉乳などの混ぜ物を加えず、ココアパウダーのみが入ったものとなります。

このピュアココアは人の好き嫌いが大きく分かれます。砂糖が入ってないので全然甘くありませんし、粉乳も入ってないので、ココアパウダーの感触のみで少しざりざりした舌ざわりになっています。
一番イメージしやすいのはブラックコーヒーを飲んでいる感覚でしょうか。

ここがすごい!ココアのメリット3選

1.抗酸化能力がすばらしい

ココアの抗酸化能力は素晴らしいものがあります。

人間は普段の活動の中や普段の食事、ストレスと感じた時などありとあらゆる場面で身体が酸化していきます。
身体が酸化すると老化が早まったり、体調不良などになりやすくなります。

ココアはこの酸化を抑える働き「抗酸化能力」を持っており、その効果は緑茶や赤ワインを凌ぐレベルです。
(勿論、緑茶や赤ワインにも様々な機能はあります)

2.認知機能アップに役立つ

上記で話した抗酸化能力に繋がる話になります。

酸化ダメージから脳を守ってくれると認知機能がアップするという可能性が指摘されています。

また、抗酸化能力以外にも、ココアに含まれるフラボノイドと言われるポリフェノールの一種が脳神経の劣化を防いでくれているらしく、この影響で認知機能の改善に役立っているらしいのです。

認知機能がアップすると記憶力が増加したりするので、是非ココアを取り入れて忘れ物しにくい脳を作っていきたいですね。

3.血圧改善効果がある

ココアフラボノイドは血圧改善にも働きます。

ココアフラボノイドを体内に取り込むと一酸化窒素を生むのを助けてくれるらしく、これが血圧の改善に役立つのです。

一酸化窒素は血管を広げる働きがあり、血管が広がるおかげで血圧が改善していくというメカニズムになっています。
血圧が改善すると運動機能が向上したり、心疾患予防にもなるので、血圧にも気を使っていきたいですね。

まとめ

というわけで今回はココアの健康効果について話してきました。

抗酸化能力は高いし、認知機能改善にも役立つし、血管を広げて血圧改善にもつながるという素晴らしい効果をココアは持っていました。

ただ、一部の人にはココアでアレルギーを引き起こすケースもあるので、その場合はココアの接種をお控えください。

それでは今回はここまで、また次回お会いしましょう。

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